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孫魯班

字 大虎 · 別名 魯班、全公主、全主

孫魯班の肖像
他の人物と同じ場面に →

孫魯班(そん ろはん)は孫権(そん けん)の長女で、呉の宮廷で権力を持ち、後継争いや孫亮(そん りょう)による孫綝誅殺への関与で知られる。

正史 『三国志』5巻に登場 · 『演義』に登場せず

登場

正史 5 巻

演史正史 第48巻 · 台詞 0 段正史 第50巻 · 台詞 1 段正史 第57巻 · 台詞 0 段正史 第59巻 · 台詞 0 段正史 第64巻 · 台詞 0 段120406080100120

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    史書の記録

    孫魯班は、字を大虎といい、孫権(そん けん)と步夫人の間に生まれた長女である。初めに周瑜(しゅうゆ)の子である周循(しゅうじゅん)に嫁ぎ、その後、全琮(ぜんそう)に嫁いだ。身分と婚姻関係から、孫呉(そんご)の宮廷や外戚政治に身を置いた。史書には、孫亮(そん りょう)が全尚(ぜんしょう)の娘を娶るよう後押しし、全氏と孫亮を縁組させたと記されている。孫亮は後に太子となり、続いて即位した。全氏も皇后に立てられ、全尚とその一族は一時、栄華を極めた。

    孫和(そん か)が太子だった頃、孫魯班はその母である王夫人と不仲だった。孫権が病に伏せると、孫和は宗廟へ祭祀に出向いたが、その途中で妃の家に立ち寄った。孫魯班は人を遣わして様子を探らせ、さらに孫権に対し、太子は廟におらず、妃の家に行って相談していたと告げた。また、王夫人は孫権の病が重いのを見て喜色を浮かべていたとも述べた。これにより孫権は怒り、王夫人は心配と恐れのうちに亡くなり、孫和への寵愛も次第に薄れた。孫和は後に廃され、孫魯班は孫峻(そん しゅん)とも親密な関係にあった。孫峻が権力を握ると、孫和は新都(しんと)に移され、死を賜った。

    孫魯班は妹の孫魯育とも不和になった。孫儀の孫峻暗殺謀議(そんぎのそんしゅんあんさつぼうぎ)が露見すると、孫魯班は孫魯育も孫儀と共謀していたと告発し、孫峻は孫魯育を無実の罪で殺した。後に孫亮が孫魯育の死因を問いただすと、孫魯班は朱熊と朱損がこの件を告発したと述べたため、孫亮は二人を殺した。この行為は、孫綝(そんちん)の孫亮に対する疑念を深めた。親政を始めた孫亮は、孫魯班、全尚、劉承(りゅうしょう)とともに孫綝誅殺を協議したが、孫綝は計画を知ると先手を打ち、孫亮を廃位した。

    小説における描写

    提供された資料には、『三国演義』などの小説における孫魯班の描写がないため、小説での人物像や言動、劇的な経験をそこからまとめることはできない。また、史書に記された宮廷内の争いを小説の場面に書き換えることもできない。現存する資料から述べられるのは、『三国志(さんごくし)』および裴注に記された婚姻、政治的対立、関連事件である。

    主な関係

    • 孫権、步夫人:孫魯班は孫権の長女であり、步夫人の長女でもある。母は孫権の寵愛を受けており、孫魯班はそのため宮廷の近親者たちの中に身を置いていた。
    • 周循、全琮:孫魯班は周循、全琮の順に嫁いだ。全琮との婚姻によって、全氏一族とも結びついた。
    • 孫亮、全後、全尚:孫魯班は孫権に、孫亮が全尚の娘を娶るよう勧めた。孫亮は後に即位し、全氏が皇后に立てられた。これにより全尚と全氏の親族は栄華を得た。
    • 王夫人、孫和:孫魯班は王夫人と不仲で、孫権に進言して王夫人を責めさせ、孫和への寵愛を失わせた。孫和は後に廃され、死を賜った。
    • 孫魯育、朱熊、朱損:孫魯班は妹の孫魯育が孫儀の孫峻暗殺謀議に関与したと偽って告発した。孫魯育が殺された後、孫魯班は関係者を告発したのは朱熊と朱損だと述べ、二人は最終的に孫亮に処刑された。
    • 孫峻、孫綝:孫魯班は孫峻と親密な関係にあった。孫亮が孫綝の誅殺を企てた際には協議に加わったが、計画が漏れ、孫亮は最終的に廃位された。

    象徴的な場面

    孫魯班の政治的影響力を最もよく示す場面は、孫権が病に伏せ、孫和が宗廟で祭祀を行ったときのことである。孫和は道中で妃の家に立ち寄った。これを利用して孫魯班は孫権に進言し、王夫人の表情を喜びと解釈した。史書によれば、孫権はこれに激怒し、王夫人は憂いのうちに亡くなり、孫和も寵愛を失った。この進言によって宮廷内の不和は後継者争いに結びつき、孫権の判断と後継問題の行方に対する彼女の影響が示されている。

    もう一つの場面は、孫魯育の死をめぐるものである。孫儀の孫峻暗殺計画が露見すると、孫魯班は妹も共謀していたと告発し、孫峻はそれを根拠に孫魯育を無実の罪で殺した。後に孫亮が死因を問いただすと、孫魯班は告発したのは朱熊と朱損だとし、孫亮は二人を殺した。孫亮が孫綝の誅殺を企てた際、孫魯班は再び皇帝側に立ち、密議に加わった。しかし計画が漏れ、孫綝は夜襲をかけて全尚を捕らえ、宮城を包囲し、最終的に孫亮を廃位した。これらの事件は、宮廷における権力交代の流れを形づくるとともに、孫魯班の立場が一族と政局の対立を左右したことを示している。

    台詞

    • 史 ch.50 §43→ 孫亮

      「我實不知,皆據二子熊、損所白。」

    人間関係

    9 件の関係

    孫魯班 の人物関係図全後全琮周循孫峻步夫人王夫人孫和孫魯育朱熊孫魯班
    • 親族
    • 敵対
    • その他
    扇形は関係の種類ごとの区分。内側の環は最も関わりの深い 9 人。ノードにホバーまたはフォーカスすると詳細を表示

    全 9 人を表示

    戦績

    戦場の記録

    原文に記された一騎討ち・討ち取り・処刑を、史書と演義に分けて数えます。

    計略

    その人物が立てた計略と見破った計略(原文に基づく)。

    史
    実行3 · 成功3 · 不採用0 · 看破0
    • 史王夫人を讒言で貶める離間成功対王夫人巻50「全公主素憎夫人,稍稍譖毀」
    • 史朱主を陥れる離間成功対朱主巻50「全主因言朱主與儀同謀,峻枉殺朱主」
    • 史太子を讒言で貶める詐術成功巻59「全公主使人覘視,因言太子不在廟中,專就妃家計議」
    全後

    続けて読む

    全後

    親族

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    関係の年表5 件 ▸

    正史 · 巻 50

    • 周循§19

      配偶者

      以前、周瑜の子の循に嫁いだ

    • 全琮§19

      配偶者

      後に全琮に嫁いだ

    • 敵対

      全公主は以前から夫人を憎み、少しずつ讒言して貶める;権が病床に伏した時に讒言し、夫人を心労で死なせる

    • 敵対

      朱主を讒言して陥れ、峻に不当に殺害させた

    • 孫和§47

      敵対

      全主と和の母に確執があり、峻に和を新都へ移すよう勧め、使者を遣わして死を賜る