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蜀漢 · 天水太守

梁緒

梁緒の肖像
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梁緒(りょうしょ)は天水郡の功曹。史書では姜維に従って蜀に入り、『演義』では城を開いて蜀に降り、天水太守に任じられた。

正史 『三国志』巻44 · 演義 2回

登場

演義 2 回 · 正史 1 巻

演演義 第92回 · 台詞 0 段演義 第93回 · 台詞 3 段史正史 第44巻 · 台詞 0 段120406080100120

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    史書の記録

    梁緒は『三国志(さんごくし)』巻四十四「姜維伝」に登場する、天水郡の主記である。建興六年、諸葛亮(しょかつりょう)が祁山(きざん)に出兵した際、天水太守が巡察に出た。梁緒や功曹の梁緒、主簿の尹賞(いんしょう)、主記の梁虔らは太守に同行していたが、蜀軍が迫り、郡県が呼応しているとの知らせが届くと、太守は同行する属官に異心があるのではないかと疑い、夜のうちに上邽(Shanggui)へ逃げ帰った。人々がそれに気づいて追いかけたものの追いつけず、城門に着いたときにはすでに締め出されていた。その後、一同は冀縣へ向かったが、そこでも受け入れられず、最終的にそろって諸葛亮の軍へ赴いた。諸葛亮が撤退する際、姜維らを連れていき、梁緒もこれに従って蜀へ入った。原文では「功曹の梁緒」と後文の「主記の梁虔」が並記されており、これを根拠に二人を同一人物とみなすことはできない。提示された資料によれば、梁緒の役職は天水郡の功曹で、後に大鴻臚にまで昇進した。

    小説での描写

    『三国演義』は、梁緒を天水郡で城の守備や軍議、降伏に関わる官吏として描いている。第九十二回では、尹賞、梁虔とともに、包囲された夏侯楙(かこう ぼう)を救うため馬遵(ばじゅん)に出兵を勧める。曹魏(そうぎ)の天水官府に属し、戦況を案じる立場が表れている。 第九十三回では、姜維(きょうい)は諸葛亮が天水の手薄に乗じて城を攻めると予測し、伏兵を置く策を献じる。馬遵はその策に従って出兵し、梁緒と尹賞には留守を命じた。その後、趙雲(ちょううん)が軍を率いて城を攻めると、梁緒は城壁の上から、趙雲こそ姜維の策にはまったのだと言い返す。続いて姜維が伏兵を出撃させ、趙雲を退ける。この場面で梁緒は姜維の策が功を奏する現場に置かれているが、主な知略は姜維のものとして描かれている。

    小説はさらに、姜維が密書を書いて城内に矢で射込む離間の計によって、梁緒の寝返りを描く。馬遵が梁緒と尹賞は姜維と通じているのではないかと疑うと、尹賞は梁緒と相談し、城を開いて蜀に降ることを決める。二人は最終的に城門を開き、蜀軍を迎え入れた。その後、梁緒は上邽を守る弟の梁虔を説得して降伏させるよう願い出る。孔明(Kōmei)は入城後、梁緒を天水太守に任じた。このように演義では、梁緒が曹魏の官吏から蜀漢(しょくかん)の地方官へと転じる一連の筋書きが与えられている。密書、開城、梁虔の説得、太守への任命はいずれも演義の描写であり、史伝には記載がない。

    重要な関係

    • 姜維:史書によれば、梁緒は姜維とともに天水太守の配下にあり、太守が一同を捨てて逃げたため、姜維らとともに諸葛亮の軍へ赴き、その後、軍に従って蜀へ入った。史伝には、その後の二人の具体的な交流は記されていない。
    • 梁虔:史伝では梁虔は天水の主記、梁緒は功曹とされている。演義は二人の関係を書き換えて膨らませ、梁虔を梁緒の弟とし、梁緒が彼に降伏を勧め、上邽令に任じられる筋書きを加えている。(演義独自)
    • 尹賞:史書では、二人は姜維らとともに諸葛亮の軍へ赴いている。演義では二人がともに天水の留守を預かり、離間の計に影響されて城を開き、蜀に降る。二人で判断を下す関係として描かれている。(演義独自)
    • 諸葛亮:史書では、梁緒は姜維らとともに諸葛亮の軍に加わった。演義では、諸葛亮が梁緒を受け入れ、天水太守に任命したと描かれている。(後者は演義独自)

    代表的な場面

    史伝に見える重要な節目は、天水太守が夜逃げし、城門で締め出された後、梁緒らが姜維とともに諸葛亮の軍へ投じたことである。物語の中で、梁緒が個別に発言したり単独で行動したりした記録はない。しかし、この出来事は、梁緒がもとの郡府を離れ、軍に従って蜀へ入る転機を示している。また、資料には梁緒が後に大鴻臚にまで昇進したことも明記されている。

    演義で最も印象的な場面は、密書が天水城内に射込まれ、人々が互いに疑い合うなか、梁緒と尹賞がついに城門を開いて蜀軍を迎え入れ、続いて上邽の梁虔にも降伏を勧めるところである。これによって梁緒は城を守る官吏から、蜀漢に任命された天水太守へと変わり、「鳳を一人得る」という姜維の蜀への帰順をめぐる物語で重要な脇役となる。この離間策と任官の筋書きは文学的な創作であり、史伝の記録と混同すべきではない。

    名言

    全 3 件の台詞 · 厳選 2 件

    「汝中吾姜伯約之計,尚然不知耶?」

    演 第93回

    「今維已降,何為虛也?」

    演 第93回

    人間関係

    1 件の関係

    梁緒 の人物関係図梁虔梁緒
    • 親族
    扇形は関係の種類ごとの区分。内側の環は最も関わりの深い 1 人。ノードにホバーまたはフォーカスすると詳細を表示

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    戦績

    戦場の記録

    原文に記された一騎討ち・討ち取り・処刑を、史書と演義に分けて数えます。

    計略

    その人物が立てた計略と見破った計略(原文に基づく)。

    演
    実行1 · 成功1 · 不採用0 · 看破0
    • 演説得して降伏させる説得成功対上邽第93回「緒當日到上邽喚梁虔出城來降」
    梁虔

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    梁虔

    兄弟姉妹

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