李仁

李仁(りじん)は呉の侍中で、呉滅亡後、晋の侍中・庾峻らに孫皓(そん こう)の刑罰の噂を説明した。
出典
原典に李仁が登場する箇所
正史 · 巻 48『三国志』
…〈吳平後,晉侍中庾峻等問皓侍中李仁曰:「聞吳主披人面,刖人足,有諸乎?」…
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初,皓每宴會羣臣,無不咸令沈醉。置黃門郎十人,特不與酒,侍立終日,爲司過之吏。宴罷之後,各奏其闕失,迕視之咎,謬言之愆,罔有不舉。大者即加威刑,小者輒以爲罪。後宮數千,而採擇無已。又激水入宮,宮人有不合意者,輒殺流之。或剥人之面,或鑿人之眼。岑昬險諛貴幸,致位九列,好興功役,衆所患苦。是以上下離心,莫爲皓盡力,蓋積惡已極,不復堪命故也。〈吳平後,晉侍中庾峻等問皓侍中李仁曰:「聞吳主披人面,刖人足,有諸乎?」仁曰:「以告者過也。君子惡居下流,天下之惡皆歸焉。蓋此事也,若信有之,亦不足能恠。昔唐、虞五刑,三代七辟,肉刑之制,未爲酷虐。皓爲一國之主,秉殺生之柄,罪人陷法,加之以懲,何足多罪!夫受堯誅者不能無怨,受桀賞者不能無慕,此人情也。」又問曰:「云歸命侯乃惡人橫睛逆視,皆鑿其眼,有諸乎?」仁曰:「亦無此事,傳之者謬耳。曲禮曰視天子由袷以下,視諸侯由頤以下,視大夫由衡,視士則平面,得游目五步之內;視上於衡則傲,下於帶則憂,旁則邪。以禮視瞻,高下不可不慎,況人君乎哉?視人君相迕,是乃禮所謂傲慢;傲慢則無禮,無禮則不臣,不臣則犯罪,犯罪則陷不測矣。正使有之,將有何失?」凡仁所荅,峻等皆善之,文多不悉載。〉
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李仁は呉の侍中であり、『三国志(さんごくし)』巻四十八の関連記録に見える。演義にはこの人物は登場しない。
事績
呉が滅亡した後、晋の侍中である庾峻らが李仁に、呉主の孫皓(そん こう)はかつて人の顔の皮を剥ぎ、足を切断したことがあるかと尋ねた。李仁は、これは告発者が誇張したものだと述べ、君主は刑罰を執行し、罪人は法に従って処罰されるのだと答えた。(史書の記載)
庾峻らはさらに、孫皓が人の目をえぐったことがあるかと尋ねた。李仁はこれを否定し、臣下が礼に反して君主を見つめることは傲慢で不臣と見なされる、という礼制を引き合いに出して説明した。庾峻らは李仁の回答を認めた。
関係
- 呉の侍中を務めた。
- 晋の侍中である庾峻らと会話し、孫皓についての問いに答えた。

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