三国ミニゲーム · 神射
銅雀台、錦袍を射る
建安十五年(210年)、銅雀台が落成し、曹操は文武の臣を招いて大宴を開く。西川の紅い錦の戦袍を垂れ柳の枝に掛け、その下に的を据えて百歩を界とし、紅心を射当てた者に袍を与え、外した者には罰として水一杯と定めた。曹休、文聘、曹洪、張郃、夏侯淵、徐晃が次々に進み出る。その六矢を、あなたが一矢ずつ射る。
界から的まで 100 歩(約 139 m)

銅雀台、錦袍を射る
百歩先へ、馬上から六矢:紅心、後ろ向きの一矢、四矢の真ん中、柳の枝
二つの書での描かれ方
『三国志』は史書、『三国演義』は小説。同じ一矢でも、二つの書では描かれ方が異なる。

- 錦袍はどこに
三国志
記載なし
三国演義
「乃使近侍將西川紅錦戰袍一領,挂於垂楊枝上,下設一箭垛,以百步為界。」
近侍に西川の紅い錦の戦袍を垂れ柳の枝に掛けさせ、その下に的を据え、百歩を界とした。
『三国演義』第56回
- 紅の袍と緑の袍
三国志
記載なし
三国演義
「曹氏宗族俱穿紅,其餘將士俱穿綠。」
曹氏一族は皆紅をまとい、ほかの将士は皆緑をまとった。
『三国演義』第56回
- 張郃の背射
三国志
記載なし
三国演義
「郃飛馬翻身,背射一箭,也中紅心。」
張郃は馬を駆りながら身をひねり、後ろ向きに一矢、これも紅心に当たった。
『三国演義』第56回
- 夏侯淵の一矢
三国志
記載なし
三国演義
「正在四箭當中」
四本の矢のちょうど真ん中に当たった
『三国演義』第56回
- 徐晃、柳を射る
三国志
記載なし
三国演義
「恰好射斷柳條」
ちょうど枝を射切った
『三国演義』第56回
- 錦袍の行方
三国志
記載なし
三国演義
「那領錦袍己是扯得粉碎。」
その錦袍は、すでにずたずたに引き裂かれていた。
『三国演義』第56回
- 銅雀台
三国志
「冬,作銅爵臺。」
冬、銅雀台を作った。
『三国志』巻1
三国演義
記載なし
- 台上のもう一つの競い
三国志
「時鄴銅爵臺新成,太祖悉將諸子登臺,使各為賦。」
このとき鄴の銅雀台が完成したばかりで、太祖は子らを皆連れて台に登り、それぞれに賦を作らせた。
『三国志』巻19
三国演義
「武將既以騎射為樂,足顯威勇矣。公等皆飽學之士,登此高臺,可不進佳章以紀一時之勝事乎?」
武将たちは騎射を楽しみ、その勇を十分に示した。諸公は皆学識ある者、この高台に登ったからには、佳き詩を献じてこの日の盛事を記さぬか。
『三国演義』第56回
- 史実か学
- 銅雀台での弓比べと錦袍の取り合い、六将の射法、許褚が錦袍を引き裂く話は、いずれも演義の筋で、『三国志』には見えない。史書が記すのは、建安十五年冬に曹操が鄴に銅雀台を築き、完成の日に子らを連れて台に登り、それぞれに賦を作らせ、曹植がたちまち書き上げたことである。演義はこの日を文武二つの競いに仕立てた。武将は弓を競い、文官は詩を献じる。